無料ではじめる
記事一覧へ
日報 書き方日報 例文業務日報 書き方

日報の書き方と例文 — 毎日3分で書ける型、所感の書き方、新人・営業・事務の例

🛠️ 仕事の進め方

日報は、その日の仕事を上司と共有し、自分の仕事を振り返るための短い報告書です。
時間をかけて丁寧に書くより、同じ型で毎日続けることの方がずっと大切です。この記事では、3分で書ける型と所感の書き方、職種別の例文をまとめます。

3分で書ける基本の型
所感・気づきの例文
読了目安 11分

📋 目次

  1. 日報は何のために書くのか
  2. 上司が日報で読みたい4つの項目
  3. 毎日3分で書ける基本の型
  4. 「本日の業務と結果」の書き方
  5. 「問題・相談」と「明日の予定」の書き方
  6. 所感・気づきの書き方と例文
  7. 職種別・立場別の例文
  8. 日報メールとテレワークの日報の書き方
  9. 日報を週報・自己評価につなげる
  10. 日報を続けるコツと、よくある失敗

PART 1

日報は何のために書くのか

日報を「上司に提出しなければならない作業」と感じている人は少なくありません。しかし日報には、書く人にとっても役に立つ目的があります。目的が分かると、何を書けばよいかも自然に決まります。

目的上司にとって書く人にとって
状況の共有部下の仕事の進み具合や困りごとを、毎日把握できる口頭で報告する手間が減る
問題の早期発見小さな遅れやトラブルに早く気づける一人で抱え込む前に相談のきっかけができる
振り返り部下の考え方や成長が分かる同じ失敗を繰り返さない、学びが残る
記録チームの仕事の記録になる週報や自己評価、職務経歴書の材料になる

つまり日報は、上司への報告であると同時に、自分の仕事の記録を毎日少しずつ残す習慣でもあります。毎日の記録が残っていれば、週報も評価の時期の自己評価も、思い出す作業から始めずに済みます。

PART 2

上司が日報で読みたい4つの項目

上司は毎日、複数の部下の日報を読みます。そのため、すべての作業を丁寧に読むことはできません。上司が日報の中で特に知りたいのは、次の4つです。

  1. 今日の結果: 予定していた仕事が終わったか、どこまで進んだか
  2. 問題や遅れ: 予定どおりに進まなかったこと、その理由
  3. 相談したいこと: 上司の判断や支援が必要なこと
  4. 明日の予定: 次に何をするか、優先順位はどうか

これに加えて、会社によっては「所感」や「気づき」を書く欄があります。所感は、上司が部下の考え方や成長を知るための欄です。感想文ではなく、明日の仕事に活かせる気づきを書くのがポイントです。

💡 一番大事なのは「問題」と「相談」

上司が日報を読む最大の理由は、部下が困っていることに早く気づくためです。うまくいったことより、うまくいかなかったことを正直に書いてある日報の方が、上司にとっては価値があります。

また、どの会社の様式でも、冒頭には日付・氏名・所属部署などの基本情報を入れます。紙や表計算で提出する場合は特に、後から探すときの手がかりになります。内容は5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)を意識すると、上司が状況を思い浮かべやすくなります。

PART 3

毎日3分で書ける基本の型

毎日続けるためには、考えずに書ける型を一つ決めておくことが大切です。次の型は、上司が読みたい4項目に「気づき」を加えたものです。

✍️ 日報の基本の型(コピーして使えます)

【本日の業務と結果】

・(業務名):やったこと → 結果/進み具合

【問題・相談】

・(内容):状況と、相談したいこと

【明日の予定】

・(業務名):やること(優先順位の高い順に)

【気づき】(一〜二文)

3分で書くためのコツは、一日の終わりにまとめて思い出そうとしないことです。仕事の区切りごとに一言メモを残しておけば、終業前にはそれを型に当てはめるだけで済みます。

1

朝:今日の予定を3つ書く

始業時に、今日やることを優先順位の高い順に3つ程度書いておきます。これが夕方の「本日の業務」の下書きになります。

2

日中:区切りごとに一言メモ

一つの作業が終わったら、結果を一言だけメモします。「見積もり提出済み」「先方回答待ち」程度で十分です。

3

夕方:型に当てはめる

メモを型の各項目に移し、問題や相談があれば書き足します。最後に気づきを一〜二文で添えます。

PART 4

「本日の業務と結果」の書き方

日報でよく見かけるのが、「〇〇作成」「〇〇打ち合わせ」と作業名だけが並んでいる書き方です。これでは、仕事が終わったのか、途中なのか、問題があったのかが分かりません。

書き換え前書き換え後
見積もり作成。A社見積もりを作成し、課長確認後に送付済み。先方からの回答は来週予定。
会議。営業定例会議に参加。来月のキャンペーン内容が決定し、自分の担当は案内チラシの作成。
データ入力。受注データ120件を入力完了。うち3件は品番の記載漏れがあり、営業担当に確認中。
電話対応。問い合わせ電話8件に対応。うち1件は返品の相談で、明日折り返し予定。

ポイントは、作業名のあとに結果か、現在の状態を必ず書くことです。完了していれば「完了」「送付済み」、途中なら「8割完了」「確認中」「回答待ち」と書きます。

💡 時間を書くかどうか

会社によっては、作業ごとの所要時間を書く決まりがあります。その場合は、時間に加えて結果も書きます。時間だけでは、その時間で何ができたかが伝わりません。

PART 5

「問題・相談」と「明日の予定」の書き方

問題・相談

問題がある場合は、何が起きたか・原因・自分が取った対応・相談したいことの順に書きます。問題だけを書いて終わると、上司は何をすればよいか分かりません。

✍️ 問題・相談の例文

B社からの部品が入荷予定日に届きませんでした。物流部に確認したところ、先方の出荷が2日遅れているとのことです。お客様には本日中に納期変更の可能性を連絡済みです。代替品の手配を検討すべきか、明日の午前中にご相談させてください。

問題がない日は、「特になし」と書いて構いません。ただし、少しでも気になることがある場合は、小さなことでも書いておくと、後で大きな問題になる前に上司が気づけます。

明日の予定

明日の予定は、優先順位の高い順に書きます。上司は予定を見て、優先順位が合っているか、無理な予定になっていないかを確認できます。

✍️ 明日の予定の例

1. B社部品の件:代替品の可否を課長と相談(午前)

2. 受注データの確認待ち3件:営業担当から回答を受けて修正

3. キャンペーンのチラシ案作成(金曜提出)

PART 6

所感・気づきの書き方と例文

所感欄に何を書けばよいか分からず、「今日も一日頑張りました」「疲れました」と書いてしまう人もいます。所感は感想文ではなく、今日の経験から何を学び、明日どう活かすかを書く欄です。

所感は次の型で書くと、短くても中身のある文章になります。

今日〇〇があった → そこから〇〇と気づいた → 明日から〇〇する
書き換え前書き換え後
今日は忙しかったです。午後に急ぎの依頼が3件重なり、予定の作業が終わりませんでした。明日からは午前中に優先度の高い作業を終わらせるようにします。
先輩に教えてもらい、勉強になりました。先輩の電話対応を聞いて、最初に用件と期限を確認すると話が早く進むと分かりました。明日から自分の電話対応でも試します。
ミスをしてしまい反省しています。請求書の金額を確認せずに送付し、訂正が必要になりました。送付前に金額と宛先を指差しで確認する手順を自分のチェックリストに加えました。

所感の例文集

  • お客様から同じ質問を2回受けました。説明資料に該当する項目がないため、明日、資料への追記を提案します。
  • 会議の前に論点を3つに整理して臨んだところ、予定より早く結論が出ました。次回の会議でも事前に論点をまとめます。
  • 新しい入力システムに慣れず時間がかかりました。よく使う操作を一覧にまとめたので、明日はこれを見ながら進めます。
  • 後輩からの質問に答える中で、自分も手順を正確に覚えていない部分があると気づきました。手順書を読み直します。

PART 7

職種別・立場別の例文

以下は日報全体の例です。内容や数字はすべて書き方の例です。

新入社員の例

✍️ 例

【本日の業務と結果】 ・電話応対研修:受け方の基本を学び、ロールプレイを3回実施/・先輩の顧客訪問に同行:提案の流れをメモ

【問題・相談】 同行先で出た専門用語のうち、意味が分からないものが4つありました。明日、用語の確認のお時間をいただけますか。

【明日の予定】 ・用語の確認/・訪問記録の作成/・電話応対の実践(先輩の横で)

【気づき】 先輩は訪問の最初に前回の内容を振り返っていました。自分が担当するときも、前回の記録を読んでから訪問します。

営業職の例

✍️ 例

【本日の業務と結果】 ・C社訪問:新商品を提案 → 前向きな反応、来週見積もり提出/・D社:納期確認の電話 → 予定どおり納品可

【問題・相談】 C社から競合より安い価格を求められています。値引きの範囲について明日ご相談させてください。

【明日の予定】 ・C社見積もり条件の相談/・E社への訪問準備/・月次の売上報告作成

【気づき】 C社の担当者は導入実績を重視していました。今後の提案資料には同業種の導入例を入れます。

事務職の例

✍️ 例

【本日の業務と結果】 ・請求書発行45件:すべて送付完了/・経費精算の確認20件:差し戻し2件(領収書不足)

【問題・相談】 特になし

【明日の予定】 ・差し戻し分の再確認/・月末の支払い一覧の作成

【気づき】 差し戻しの理由が毎月同じ項目に集中しています。申請時の注意点を社内に案内してはどうかと考えています。

PART 8

日報メールとテレワークの日報の書き方

日報の出し方は、メール、グループウェアの日報欄、チャット、紙など会社によってさまざまです。中身の型は同じでも、出し方に合わせて少し工夫すると読みやすくなります。

メールで送る場合

✍️ 日報メールの例

件名: 【日報】11月4日 営業部 氏名

お疲れさまです。〇〇です。本日の業務を報告いたします。

【本日の業務と結果】 ・C社訪問:新商品を提案 → 来週見積もり提出/・D社:納期確認 → 予定どおり納品可

【問題・相談】 C社の値引き要望について、明日の午前中にご相談させてください。

【明日の予定】 ・C社見積もり条件の相談/・E社訪問の準備

【所感】 C社は導入実績を重視していたため、次回から同業種の導入例を資料に入れます。

以上、よろしくお願いいたします。

件名に日付と氏名を入れておくと、上司が後から検索しやすくなります。書き出しと結びの挨拶は一行ずつにとどめ、本文はすぐに業務の報告に入ります。

テレワーク(在宅勤務)の場合

テレワークでは、上司が部下の様子を直接見られないため、日報が仕事の状況を伝える主な手段になります。出社時の日報に加えて、次の点を意識します。

  • 始業・終業の連絡と日報を分ける: 会社の決まりに従って始業・終業の連絡をしたうえで、日報には業務の結果を書く
  • 進み具合を割合や状態で書く: 「作業中」ではなく「8割完了・残りは明日午前」のように書く
  • 待ちの状態を書く: 誰の回答を待っているのか、いつまでに必要なのかを書くと、上司が代わりに催促できる
  • 相談は日報を待たない: 判断が必要なことは、日報ではなくその場でチャットや電話で相談する

PART 9

日報を週報・自己評価につなげる

日報は、その日に提出して終わりにするともったいない記録です。毎日の日報は、週報、月報、期末の自己評価、さらには職務経歴書の材料として、そのまま使えます。

使う場面日報のどこを使うかまとめ方
金曜日の週報本日の業務と結果、明日の予定5日分を案件ごとにまとめ、結果と来週の予定を書く
月末の月報週報と、日報の気づき月の主な成果と、繰り返し出てきた課題を書き出す
期末の自己評価結果が出た業務、解決した問題目標ごとに振り分け、結論・行動・結果の型で書く
評価面談問題・相談と、その後の対応自分で解決した課題、上司と相談して進めたことを整理する

日報を後から使えるようにするには、書くときに結果を必ず書くことと、同じ案件には同じ名前を使うことの二つを意識します。案件名がそろっていれば、後から同じ案件の日報を集めるだけで、その案件で何をしてきたかが一続きで見えます。

月に一度の読み返し

月末に、その月の日報をざっと読み返し、「結果が出たこと」「同じ問題が何度も出てきたこと」「新しくできるようになったこと」に印をつけます。この作業を毎月続けておけば、期末の自己評価を書くときに半年分を一から思い出す必要がなくなります。

💡 自分用の控えを残す

会社のシステムに提出した日報は、異動や退職のあとに見られなくなることがあります。社外秘の情報は伏せたうえで、自分の仕事の結果だけを一行ずつ自分用に控えておくと、長く使える記録になります。

PART 10

日報を続けるコツと、よくある失敗

日報は、書き方よりも続け方で差がつきます。毎日の負担を小さくする工夫が大切です。

☐ 型を一つ決めて、毎日同じ項目で書いている

☐ 一日の終わりではなく、仕事の区切りごとにメモを残している

☐ 作業名だけでなく、結果か現在の状態を書いている

☐ 問題があるときは、自分の対応と相談したいことまで書いている

☐ 所感は感想ではなく、明日の行動につながる気づきを書いている

☐ 週に一度、一週間分の日報を読み返している

よくある失敗

失敗直し方
毎日同じ内容をコピーしている定型業務は一行にまとめ、その日だけの出来事を必ず一つ書く
長すぎて書くのに時間がかかる項目ごとに3行までなど、自分で上限を決める
問題を書くと評価が下がると思い、書かない問題は早く書くほど小さく済む。対応と相談を添えれば、むしろ信頼につながる
上司の反応がなく、書く意味を感じない自分の振り返りと記録のために書く。週報や自己評価で使うと価値が実感できる

日報を紙やメール、社内ツールのどれで書くかは会社によって違います。自分用の記録としても残したい場合は、毎日の一行を別にためておくと、週報や評価の時期にそのまま使えます。

よくある質問

Q. 日報は毎日どのくらいの時間をかけて書けばよいですか?

慣れれば数分で書けるのが理想です。時間がかかる場合は、一日の終わりにまとめて思い出そうとしていることが多いので、仕事の区切りごとに一言メモを残す方法を試してみてください。

Q. 書くことがない日は何を書けばよいですか?

定型業務の日でも、件数や進み具合、普段と違った点は書けます。また、気づきの欄に、作業を早く終わらせる工夫や、気になったことを一つ書くだけでも、上司にとっては役に立つ情報になります。

Q. 日報に失敗やミスを書いても大丈夫ですか?

書いた方がよいです。ミスは隠すほど後で大きな問題になります。何が起きたか、どう対応したか、再発を防ぐために何をするかまで書けば、上司は安心して任せられると感じやすくなります。

Q. 日報と週報はどう使い分ければよいですか?

日報は毎日の作業と気づきの記録、週報はその一週間の結果と来週の予定、相談事項のまとめです。日報を毎日書いていれば、金曜日にそれを案件ごとにまとめるだけで週報ができます。

Q. 新人のうちは何を意識して書けばよいですか?

分からなかったこと、教わったこと、明日試すことを具体的に書くことです。上司や先輩は、新人の日報から理解度とつまずいている点を把握し、指導に活かします。

Q. 所感にはどのくらいの量を書けばよいですか?

一〜三文程度で十分です。量よりも、「今日の出来事 → 気づき → 明日の行動」の流れがあるかどうかが大切です。

Q. 日報に業務の時間も書くべきですか?

会社の様式に時間の欄があれば書きます。テレワークで業務時間の記録を兼ねている会社もあります。時間を書く場合も、その時間で何が終わったか、結果をあわせて書くと上司に伝わります。

この記事は一般的な情報をまとめたものです。評価の様式・基準・運用は会社によって異なるため、社内の規程とあわせてご確認ください。

PLAN2FOLIO

評価・面談・転職で使える根拠を、今日の一行から

その日やったことを一行書くだけで、職務の成果ごとに整理されます。金曜日には週報の下書き、評価の時期には成果ごとの根拠がまとまります。無料で始められます。

無料で始める →

🛠️ 仕事の進め方

あわせて読みたい

週報の書き方とテンプレート →